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2020年04月24日

お裁縫に不慣れな方が立体マスクを何枚も作る時のコツなどをお教えします

こんばんは、今からキャンプとは一切関係ない話をします、けーです。

予定外に仕事が休みになり時間が出来たので久しぶりにミシンに向かってました。
一年半ぶりとかかも知れません。
目が急速に大人になって(笑)、ミシン作業が見辛くて、遠のいてました。
でもやっぱり何か作りたいなぁと燻っていて、そこにこの休みって事で、時勢柄マスクを作ってます。

今回はユザワヤさんのマスクにヒントを得て、フィルターが入れられるタイプの立体マスクにしました。
ちょっと私なりにアレンジも加えてますが…。
作り方や型紙などはユザワヤさんや、他にもたくさんの方がアップしてますのでそちらの方を見ていただく(著作権の関係でここには載せません)として、私はお裁縫に不慣れな方の為にちょっとしたポイント、というか、家族分のマスクを作るなど量産する時に楽するためのコツなどをお伝えしたいと思います。

ちなみにユザワヤさんではYou Tubeもアップしているので、不慣れな方はまずそれを見ることをオススメします。
立体以外にもプリーツタイプとかもあります。
フィルターなしタイプはコットンタイムというハンドメイド雑誌のHPなどにも載っていますし、他にも「マスク 型紙 無料」とかで検索してみてください。
たくさん出てきます。
ユザワヤさんの立体タイプは結構布を使います。
プリーツタイプも意外と布を使います。
最小限でとお考えなら普通の立体タイプをオススメします。


基本的な作り方はどのマスクもそれほどかわりません。
大雑把に言うと、布を切る、真ん中を縫う(プリーツタイプはここでプリーツを縫う)、上下(鼻と顎ライン)を縫う、左右を縫う、です。

作り方順にポイントを説明します。
まず、

何枚も同じ物を作る時は厚紙や要らないクリアファイルなどに型紙を写すと楽です。
そして縫い代込みの型紙と出来上がり線の型紙とを作ると更に楽(後で説明します)です。
あ、念の為、この写真の型紙は自作なので著作権は関係のないものです。
フィルターを入れないならこのタイプでOKです。


布を裁断する時は一般的には裁ちばさみを使用するかと思います(裁ちばさみは机から離さずにカットするのがコツです)が、私はダイソーのロータリーカッターを使っています。
専門のお高いのもありますが、100均に売ってるもので充分ですので、たくさん作る方には購入をオススメします。
普通は型紙を待ち針で留めてチャコとかで写してから型紙を外して切るのですが、厚紙やクリアファイルで作った型紙とロータリーカッターなら縫い代込みの型紙を置いたらそのまま裁断出来るので便利なんです。
100均とはいえ切れ味は案外鋭くて、ダブルガーゼみたいな薄い生地なら蛇腹状に折って4枚分くらい一気に切っても大丈夫です。
ここで出来上がり線の型紙があれば、

大体真ん中辺に置いて次々と線が書けちゃうので更に便利です。
反対側に線を引く時は型紙をひっくり返すことをお忘れなく。
ちなみに私は写真にあるCLOVERのチャコを愛用しています。
コレ、力を入れずに細いラインがキレイに引けてかなり便利です。
もちろんこのためだけに買うのは勿体ないので昔ながらの三角のとか鉛筆型のとか、チャコペーパーとか、気にしないなら鉛筆でも大丈夫です。

同じ物を何枚も作る時は、裁断から仕上げまで一個分ずつ作っていくのではなく、同じ作業は複数個一気にやるとはかどります。
布を切る時は先に必要枚数分切ってしまい、最初に縫う中心線など直線縫いのみの場所は

いちいち糸を切らずにまとめて縫っちゃって(繋がってるの、わかりますか?)後から糸を切るとか、アイロンかけるならまとめてドンドンかけるとかすると効率的です。
ちなみにユザワヤさんの説明文には最初に真ん中のラインを縫い合わせた後、「縫い代を割る」という一文がありますが、裁縫をしない方には聞き慣れない言葉かもしれません。
これは縫った所から布の裏側で山折にして右の布は右に、左の布は左に、アイロンをかけるって事です。

写真は次の工程まで終わっちゃってますが、なんとなくわかってもらえるのではないかと思います。
この部分のアイロンがけは横着せずにきっちりやった方が仕上がりがキレイです。
ついでに内側(顔が当たる面)になる方の生地のフィルター入れ口になる所も縫い代を出来上がり線で三つ折りにしてアイロンがけしておくと楽です。

つづいて、表側から縫い代を押さえる(最初に縫った所の左右1〜2ミリのところを縫って縫い代を押さえる)時は折返し地点で糸を切らずに横に2〜3目縫ってターンした方が楽です。

フィルターを出し入れしないならこの工程は省いても大丈夫です。

内側布の左右、フィルター入れ口になる所(フィルターを出し入れしないなら縫わなくて良い)を縫って、中表(生地の表が内側で合わさるようにに2枚を重ねる事)

にして鼻のラインと顎のラインを縫ったら、また縫い代を割ります。
ここを縫う時はセンターの縫い目から合わせる

のがコツです。
あとフィルターの出し入れでほつれやすいところなので、返し縫いをしていたとしても、上糸と下糸を片側に引き出して(どっちかを引っ張るとわりと簡単に引き出せます)

手で2回位結んでおくと良いですよ。
面倒ならやらなくてもまぁ、大丈夫かとは思いますが。

横からひっくり返して形を整えたら、ここでもアイロン掛けする事をオススメします。
ついでに左右のゴム通し口も折ってアイロン掛け(フィルターを出し入れしないならここで一気に端を三つ折りしちゃいます)。
私はマスク作成時には待ち針はほとんど使いません(この位の短い距離を縫うだけならズレたりしないので)が、アイロンはかなり使います。
お裁縫ではアイロンをしっかりする事が美しい仕上がりに繋がると思ってます。

ここからは私のアレンジですが、顎のラインは端から1ミリのところを、鼻のラインは端から7ミリほどのところを縫って縫い代を押さえました。

こうすると鼻の所に芯材が入るので。
入れないなら両方とも1ミリのところで縫ってOKですよ。

さて、どうしても、ミシンが無いとか苦手だという方には

裁縫上手をオススメします。
と言っても私は実際にはマスク作成には使ったことがないので想像ですが…。
縫い代を割る中心線だけは手縫いでもなんでも良いので縫わないとダメだと思います。
縫い代を割らずに片倒しにするって方法もありますけどね。
あと、ゴム通し口も強度的にというよりゴムの通るスペース確保のために出来れば縫うことをオススメします。
それ以外はほとんど裁縫上手で大丈夫だと思います。
出来上がり線に沿ってアイロンを掛けて、手順通りに貼り合わせてください。
ダブルガーゼだと接着剤が滲み出ちゃうので普通の布の方が良いかも知れませんよ。

それからマスクゴムの入手が困難と聞きます。
パンツや帽子用のゴムとか、ヘアゴムとかって話もありましたが、その辺も今は買いにくいようです。
使い捨てマスクから左右2本を切って結べば片耳分になるようです。
ゴム通しに通さず、左右の端に直接縫い付けちゃう(使い捨てマスクと同じ構造にする)なら使い捨てマスク一枚から一個分のゴムがとれます。
そういう再利用も手かなと思います。

ざっと書いちゃいましたが、質問などあればわかる範囲でお答えします。
上記はあくまでも"私のやり方"です。
ご自身が良いと思えば参考にしてくださって構いませんが、ご自身のやり方と違うからと言うような苦情等は受け付けませんのでよろしくお願いします。
ただ単純にどなたかのお役に立てるといいなと思っているだけですので。

最後になりましたが、この記事に関しましては著作権等もありますので、無断での転記やリンク、自分の技かのように紹介する、その他諸々全てをお断りしますのでよろしくお願いします。  


Posted by けー at 02:56Comments(6)雑記